観音めだかって
ちいさな出逢いから
紬がれゆく和み
どこの川にいもる、茶色い小さな魚、それがめだか。
幼い頃、めだかは川にいるものだと思っていました。
近くの川には、かじか蛙に、ホタル、そしてめだか。
採って帰って、手水鉢で飼ってた、めだか。
木々にはカブトムシや、ぶんぶん、
クワガタ、カミキリムシ、蝉。
年月とともに、
自然の木々は伐採され、
道ができ、
川は痩せ、いつの間にか、
めだかは身近な川に住まなくなりました。
大人になって、知人に戴いためだかは、
子供のころ見た姿ではなく、様々な色に驚きました。
色は変われども、
むかし眺めてた手水鉢の中の、めだかのように、
優しく、穏やかな気持ちにしてくれた、めだか。
めだかは今も、ひとの身近にいます。
そして、感動と癒しを与えてくれます。